空間の大きさにより必要な馬力を選定します。
この時同時に環境負荷を考慮する必要があります。
設置環境に熱源がある飲食店などでは、カロリー計算等をすることにより最適なエアコンを選定することが可能になります。
この計算は専門的知識が必要になるので工事会社さんにご相談されることをおススメします。
ガスコンロや炭など火元がある所、例えば焼肉屋さんなどでは室内に大きな影響を与えます。
熱は扉の開閉や窓の隙間からも逃げたり、侵入したりして室温を変化させます。大きな空間であればその影響は小さく、小さな空間であればその影響が大きくなるので十分に考慮する必要が生まれます。
アパートやマンションなどの場合、日光が直接あたる屋上付近や地面に近く地熱の影響を受けやすい1階は負荷が高い傾向があります。角部屋か上下に部屋があるか否かでも室温に影響がでます。
人は1時間に100Wの熱を発生させています。激しく動くときや飲食をしているときの熱量は倍の量になるといわれています。多くの人が滞在することが予測される飲食店などの空間では人の数・状態を考慮する必要があります。
建物の構造上、鉄筋よりも木造の場合は気密性・断熱性の観点から負荷が大きくなる傾向にあります。
熱は上へたまりやすく、冷気は下にたまりやすい性質を持っています。窓が多いまたは大きい場合は外気温の影響を受けやすいので、負荷が大きくなる傾向にあります。
これ以外にも気づきづらい負荷もあり、専門家でないと正しい判断ができない場合がありますので、専門家にご相談されることをおススメします。