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エアコンの消費電力と省エネの巻

KNOWLEDGE-01

エア丸のエアコン道場

今回はエアコンの消費電力と省エネについてだワン!

最新エアコンと古いエアコン電気代の比較

最新のエアコンと10年前・15年前のエアコンとの電気代の違いを下記の表にまとめました。
まずここでは、親しみのあるルームエアコンの省エネ効果を見ていきましょう。

古いエアコンと最新のエアコンの電気代はどのくらい違うのでしょうか?パナソニックのエアコン「Xシリーズ」6畳向け〜20畳向けの15年前モデル・10年前モデルと最新モデルの電気代を以下に比較しました。

発売年6畳8畳10畳12畳14畳20畳
2006年発売
(ナショナルエアコンXシリーズ)
年間電気代:21,173円
型番:CS-X226A
期間消費電力量:683kWh
年間電気代:24,459円
型番:CS-X256A
期間消費電力量:789kWh
年間電気代:27,404円
型番:CS-X286A2
期間消費電力量:884kWh
年間電気代:38,905円
型番:CS-X366A2
期間消費電力量:1,255kWh
年間電気代:44,764円
型番:CS-X406A2
期間消費電力量:1,444kWh
年間電気代:88,939円
型番:CS-X636A2
期間消費電力量:2,869kWh
2011年発売
(パナソニックXシリーズ)
年間電気代:18,972円
型番:CS-X222C
期間消費電力量:612kWh
年間電気代:21,886円
型番:CS-X252C
期間消費電力量:706kWh
年間電気代:24,149円
型番:CS-X282C2
期間消費電力量:779kWh
年間電気代:33,387円
型番:CS-X362C2
期間消費電力量:1,077kWh
年間電気代:37,634円
型番:CS-X402C2
期間消費電力量:1,214kWh
年間電気代:73,842円
型番:CS-X632C2
期間消費電力量:2,382kWh
2021年発売
(パナソニックXシリーズ)
年間電気代:18,166円
型番:CS-X222D
期間消費電力量:586kWh
年間電気代:20,956円
型番:CS-X252D
期間消費電力量:676kWh
年間電気代:23,126円
型番:CS-X282D
期間消費電力量:746kWh
年間電気代:31,992円
型番:CS-X362D
期間消費電力量:1,032kWh
年間電気代:32,116円
型番:CS-X402D2
期間消費電力量:1,036kWh
年間電気代:58,621円
型番:CS-X632D2
期間消費電力量:1,891kWh

この15年~20年で大きくエアコンの省エネ効果が高まりました。

最新のエアコンは30%近く省エネ効果があるということを表しています。

最新のエアコンは20畳タイプで 26,400円/年間ほど電気代が安くなります。

業務エアコンの技術革新

エアコンの省エネ性の向上は、圧縮機(室外機搭載コンプレッサー)という部品の運転方式による革新が大きな要因です。2000年頭まで主流だった『一定速』方式から『インバーター』方式に変わり、消費電力は大幅に少なくなりました。

「一定速」方式

運転開始後、一気に100%の力で稼働、設定温度に達すると停止、そして室内温度が設定温度から離れると再び100%の力で稼働とオンオフを繰り返すため、多くの消費電力を要する。

「インバーター」方式

運転開始後、設定温度に近づくと、エアコンが自分でパワーをコントロールしながら運転を続けるため、温度調節が細かくでき、ムダがない。

–POINT –

業務エアコンでは古いエアコンから、最新エアコンに替えると1馬力あたり年間2万円ほど電気代が安くなると言われています。
最新のエアコンは省エネタイプの業務エアコンでなくても、昔のエアコンと比較すると大幅に消費電力は少なくなりました。

電気代を抑えるためのアドバイス

簡単に取り組める代表的な節電の方法についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

エアコンは自動運転を使う

エアコンは「弱」とか「微風」とかの運転メニューを使うことで電気代を削減することができそうに思えますが、最新のものであれば自動運転が最も効率的だと言われています。

省エネ機能

3つ目のおすすめの機能は、省エネ機能です。 事務所・オフィスは、一般家庭と比べて空調設備を使用している時間が長いので、その分省エネ機能によって得られる恩恵が大きいです。
資源エネルギー庁の推計によると、事務所があるオフィスビルの電力消費の内訳において、空調が占めている割合は48%もあります。
参照元:経済産業省 資源エネルギー庁  使用している電気量の約半分が空調によるものですので、長期的に見れば省エネ機能の有無は支払う電気代に大きな差を生まれるでしょう。
機種によっては、一般的な業務用エアコンの消費電力の70~80%ほど省エネできるものもあります。
コストカットにもつながるので、省エネ機能がついている業務用エアコンは非常におすすめです。

クーリーニングは定期的に

エアコンのクーリーニングを定期的して、稼働上の問題をなくしましょう。
実はエアコンはメンテナンスなどの不足や経年劣化によって消費電力が、新品購入時の2倍~3倍以上に増加してしまう事もあります。

10年以上前の業務エアコンを利用されている場合最新のエアコンに買い替えることにより大幅に電気代を節約できる可能性は高いです。特にエアコンの使用台数が多い・電気代のエアコン割合が大きい方は検討されることをおススメしますワン。

8つの業種別 消費電力内訳

電力需給に関する検討会合(平成23年7月20日)において取りまとめられた「節電パンフレット(事業者向け)」から引用した省電力内訳をご紹介いたします。

オフィスビルの場合

1日の電気の使われ方 (夏期のピーク日)

平均的なオフィスビルにおいては、昼間 (10時~17時)に高い電力消費が続きます 夜間の消費電力は昼間に比べ30%程度になります

電力消費の内訳 (ピーク時:14時前後)

電力消費のうち、空調用電力が約48%、照明およびOA機器(パソコン、コピー機等)が約40%を占めます。これらを合わせると電力消費の約88%を占めるため、これらの分野における節電対 策は特に効果的です。

卸・小売店の場合

1日の電気の使われ方 (夏期のピーク日)

平均的な卸・小売店は、昼間(9時~17時)に高い電力消費が続きます。 夜間の消費電力は昼間に比べ20%程度になります。

電力消費の内訳 (ピーク時:14時前後)

電力消費のうち、空調用電力が約48%、照明およびOA機器(パソコン、コピー機等)が約40%を占めます。これらを合わせると電力消費の約88%を占めるため、これらの分野における節電対 策は特に効果的です。

卸・小売店の節電対策は、ピーク時間帯(平日9時~20時)における空調、照明、冷凍冷蔵(冷蔵庫、ショーケース等)の電力使用を見直すことが非常に効果的です。

食品スーパーの場合

1日の電気の使われ方 (夏期のピーク日)

平均的な食品スーパーは、昼間(10時~17時)に高い電力消費が続きます。 夜間の消費電力は昼間に比べ30%程度になります。

電力消費の内訳 (ピーク時:14時前後)

電力消費のうち、冷凍冷蔵(冷蔵庫、 ショーケース、ショーケース用照明等)が約35%、空調および照明(一般照明)が約49%を占めます。これらを合わせると電力消費の約84%を占めるため、これらの分野における節電対策は特に効果的です。

食品スーパーの節電対策はピーク時間帯(平日9時~20時)における空調、照明、冷凍冷蔵(冷蔵庫、ショーケース等)の電力使用を見直すことが非常に効果的です。

医療機関の場合

1日の電気の使われ方 (夏期のピーク日)

平均的な医療機関(病院・診療所等)は、昼間(10時~17時)に高い電力消費が続きます。 夜間の消費電力は昼間に比べ30%程度になります。

電力消費の内訳 (ピーク時:14時前後)

電力消費のうち、空 調が約38%、照明が約37%を占めます。これらを合わせると電力消費の約75%を占めるため、これらの分野における節電対策は特に効果的です。

医療機関の節電対策はピーク時間帯(平日9時~20時)における空調、照明の電力使用を見直すことが非常に効果的です。

ホテル・旅館の場合

1日の電気の使われ方 (夏期のピーク日)

平均的なホテル・旅館においては、23時以降の深夜~朝6時頃の夜間以外は高い電力消費が続きます。 夜間の消費電力は昼間に比べ70%程度になり、昼夜間格差は小さいです。

電力消費の内訳 (ピーク時:14時前後)

電力消費のうち、空 調が約26%、照明が約31%を占めます。これらを合わせると電力消費の約57%を占めるため、これらの分野における節電対策は特に効果的です。

ホテル・旅館の節電対策はピーク時間帯(平日9時~20時)における空調、照明の電力使用を見直すことが非常に効果的です。

飲食店の場合

1日の電気の使われ方 (夏期のピーク日)

24時間型・昼型・夜型など営業種別により営業時間帯が異なり、外気温や入客状況に応じて電力消費の状況が大きく異なります。営業時間外の消費電力は営業時間の最大消費電力に比べ、10%程度になります。

電力消費の内訳 (ピーク時:14時前後)

電力消費のうち、空調が約46%、照明が約29%、厨房機器等で約22%を占めます。これらを合わせると電力消費の約97%を占めるため、これらの分野における節電対策は特に効果的です。

飲食店の節電対策はピーク時間帯(平日9時~20時)におけ空調、照明、厨房機器等の電力使用を見直すことが非常に効果的です。

学校の場合

1日の電気の使われ方 (夏期のピーク日)

平均的な学校においては、昼間(9時~17時)に高い電力消費が続きます。 夜間の消費電力は昼間に比べ10%程度になります。

電力消費の内訳 (ピーク時:14時前後)

夏期の就学日におけるピーク時は、照明が約69%を占めています。小口需要家(小、中、高校)においては、教室 部分に空調を設置していない場合が多いため、照明の比率が高くなっています。ただしエアコンを設置している学校については空調の比率が高くなることに留意が必要です

学校の節電対策はピーク時間帯(平日9時~17時)におけ空調、照明、厨房機器等の電力使用を見直すことが非常に効果的です。

製造業の場合

1日の電気の使われ方 (夏期のピーク日)

昼間操業の需要家(一般的な稼働時間)

主な業種:金属加工、自動車部品製造、電気・一般機械製造(組立)など
負荷設備:生産機械、電気炉、空調・照明など

昼間操業の需要家(一般的な稼働時間)

主な業種:食品加工、電気・半導体製造など
負荷設備:生産機械、空調・照明、クリーンルーム、冷凍・冷蔵設備など

電力消費の内訳 (ピーク時:14時前後)

電力消費のうち、生産設備が占める割合が高いため、生産工程の節電対策は特に効果的です。業種(生産品目)や必要な生産環境(空調)に応じて電力消費形態が異なります。

製造業の節電対策はピーク時間帯(平日9時~20時)における生産用動力の稼働シフトなどにより生産設備のの電力使用を見直すことが非常に効果的です。

電気だの内訳見ると空調の割合は非常に高いですね。
電気代の空調割合が高い業種ほど、エアコンの仕様を見直すことにより電気代を大幅に削減できる可能性があります!!